コペルニクス的転回

A3!を心理学的アプローチで考察するブログです。

感情と思考の使い方って?

キャラクター分析で「感情を内向に使います(Fi)」とか出てくるの、ちょっとよくわからないなぁって人向けの記事です。なんとなくニュアンスで理解してただけてたかもしれないですが、ここで詳しくご説明いたしますね。

外向的感情と内向的感情

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外向的感情(Fe)

感情の外向内向は比較的わかりやすいですね。感情を外向きに使うというのは「相手の気持ちを察する」「相手に共感する」ということです。自分がどう思っているかよりも他者がどう思っているのか、他者が何を望んでいるのかが気になります。相手のためを思って行動するので多くの人に愛されます。恋をすると「あの人は私のことをどう思っているんだろう?」などと考えます。相手の望んでいることをして喜ばせたいと考えるので、世話を焼くことが好きです。そして感謝されると満足します。都合の良い人にもなりがちなので、たまには自分の欲求も優先させると良いです。

外向的感情を主機能に持つタイプはESFJ、ENFJです。

内向的感情(Fi)

感情を内向きに使うというのは「自分の感情を噛みしめる」「相手に同情する」ということです。他人がどう思っているかよりも自分がどう思っているのかが気になります。恋をすると「私はなぜあの人のことが好きなんだろう?」などと考えます。相手の感情によって自分の心の中をかき乱されるのを防ぐため、本心とは真逆の態度を取ることがあります。しかしいつまでも誰にでもそうというわけではなく、自分の気持ちを素直に表現しても問題がないと判断した場合は素直に感情表現をします。外界とはかけ離れた独自の感性を持っており、その感性は人々に感動や新たな発見を与えます。感情の発散方法を上手く見つけられると良いです。

内向的感情を主機能に持つタイプはISFP、INFPです。

外向的思考と内向的思考

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外向的思考(Te)

思考を外向きに使うとは「既成事実を元に判断する」「目に見える確実な理論を用いる」ということです。外向的感情の判断機能が他者に委ねられているとしたら、外向的思考の判断機能は社会に委ねられています。前例のない理論を信じることが苦手で、実績のある理論を好みます。例えば「授業の前に予習復習をする」「待ち合わせの5分前に到着する」といった、一般的にそれをすると良いと言われている理論です。なので真面目で責任感があり、目標に向けて邁進することができるため多くの人から信頼されます。融通がきかない面があるのでたまにはサボって自分の気持ちと向き合ってみると良いです。

外向的思考を主機能に持つタイプはESTJとENTJです。

内向的思考(Ti)

思考を内向きに使うとは「既成事実を疑う」「自分が考えた独自の理論を用いる」ということです。例えば、授業の前に予習復習をすると成績が上がる人のほうが圧倒的に多いですが、内向的思考タイプにはいちいち予習復習をしていることがとても非効率に見えてきます。そして自分で「予習復習をしなくても良い方法」を導き出します。慣習に懐疑的であり、ひねくれ者だったり怠惰な印象を周囲に与えます。しかし内向的思考の考えた理論のほうが一般的な方法よりも効率的だった場合、既成の理論は上書きされます。こういうひねくれ者が居るからこそ、色んな物事が改善され続けていきます。

内向的思考を主機能に持つタイプはISTPとINTPです。

 

このようにどの心理機能にも長所と短所があります。その機能を使うために犠牲になる機能があるからです。

外向的感情(Fe) ⇔ 内向的思考(Ti)

内向的感情(Fi) ⇔ 外向的思考(Te)

感情/思考の心理機能は上記のペアで活動します。例えば内向的思考【独自の理論を導き出す】ためには、他者を気遣ったり他者の欲求を叶えることは邪魔になります。外向的思考【社会のルールに従い目標を達成する】ためには、自分の感情にかまけていては目標が遠ざかります。

主機能のために犠牲になる機能があることを知ると、自分だけでなく他者への理解も深まります。