コペルニクス的転回

A3!を心理学的アプローチで考察するブログです。

【コラム】自己肯定感と分析心理学の関係性【マズローの欲求5段階説】

こんばんはー!ちょっとだけ書いたブログのストックが10個以上溜りました。アイデア出すだけで満足しちゃうENTPの特徴出まくりですね~。無理せずにとの温かいお言葉をかけてくださる方も居て、とてもありがたいです。ブログが「書かなければいけない!」義務になってはダメだと思ってます。書きたい時に書きたい内容を!なのであれが見たいこれが見たいというものがあるのは百も承知なのですが、とりあえず今は「続けられる状態になること」に重点を置かせてください~。8幕が見終われば書けるネタも結構増えてくるとも思いますしねっ♪

というわけで今回は書きやすいコラムから書かせてくださいな。先日フォロワーさんと話が盛り上がった「自己肯定感」についてです。

自己肯定感はどうやって生まれるの?

自己肯定感…このブログに興味を持っている皆さんなら一度は聞いたことがある言葉だと思います。自己肯定感とは自分は価値のある存在であると思える感情のことです。この自己肯定感は人間の成長に必要なものなのですが、なんと!平成27年度に調査された『高校生の生活と意識に関する調査』の中で「自分はダメな人間だと思うことがある」と答えた日本人は72.5%。「自分は役に立たないと強く感じる」と答えた人は47.5%でした。各国の調査結果がこちら(※PDFです )に掲載されているのでご興味あればご覧ください。

マズローの欲求5段階説を知ろう!

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アメリカの心理学者アブラハム・マズローは「 人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化しました。これが上記の図で表した欲求5段階説です。この順番が必ずしも正しいものかどうかは賛否両論ありますが、ひとつの指標として役立てるものが出来る理論だと考えております!

生理的欲求・安全欲求 ~物理的な欲求~

この2つは今回のお話にはあまり必要ないことなのでちょっとまとめて説明させていただきます(笑)まずいちばん下の生理的欲求。睡眠をした人のイラストが示すように、人間の本能的な欲求のことです。眠いから寝たい、お腹が空いたから何か食べたい。排泄をしたいなどです。

そして次に安全欲求。家を見ている家族のイラストがありますが、これは自分が安心・安全に暮らしたいという欲求です。雨風がしのげるところに居たい、衛生的な場所に居たい、健康で在りたいなどです。

これら2つは後にご紹介する3つの欲求に対して「物理的な欲求」と呼ばれます。ただし、寝る間や食べる間を惜しんで作品を作る芸術家(あれ…MANKAIカンパニー にもそんな人が居たような…)とか、家を持たず各地を転々として暮らす冒険家など、これらの欲求が満たされないことでも自己肯定感を得られるタイプの人間も一部居ますので、この物理的な欲求は誰にも当てはまるものではないのかもしれません。しかしそれが可能であるのは後の精神的な欲求が満たされた経験があるなど、カナリ条件付きであるとは思います。

社会的欲求 ~所属と愛の欲求~

ここからの3つは先程の「物理的な欲求」に対して「精神的な欲求」と呼ばれるものになります。精神としての自己肯定感・自己実現に必要なものになってくると感じております。

社会的欲求とは「他者に受け入れられたい!」「どこかに所属したい!」と思う欲求です。A3!でもこの欲求は度々登場しますよね。家族の一員になりたくてお芝居をはじめた咲也、誰かと深く繋がりたくて劇団に入った一成と東など。また、この欲求がありながらもそれが無意識的であった至や真澄などからも見て取ることができるでしょう。人間誰も一人では生きていけません。社会的欲求の欠乏が、孤独感や社会的不安・鬱状態の主たる原因と言われています。

承認欲求 ~尊厳欲求~ 

承認欲求とはまずひとつ目に自分が社会集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求のことです。これはよく聞く言葉ですよね。A3!で登場する承認欲求は、みんなに認められたい(目立ちたい!モテたい!)気持ちが強い太一やSNSでええな!を集める一成、ゲーム実況の配信やソシャゲのランキング争いをする至などです。誰か一人からの評価ではなく、集団から賞賛されることを求める欲求です。ここまでの承認欲求の説明は皆さんも納得できるものだと思います。

しかし承認欲求は集団からの評価だけではありません。マズローは「誰かから評価されていないと自分の価値が感じられない」と思い続けているのは危険であるとしています。じゃあ誰が承認してくれるんの?と言うと、それは自分自身です。何か技術を取得したり、自己を信頼したり、自立して生きていくことで自分で自分を尊重してあげることが出来るようになります。他者からの承認よりも自分自身の承認が強い状態であることが望ましいとします。この承認欲求が欠乏すると劣等感や無力感などの感情が生じます。

自己実現欲求

最後は自己実現欲求です。これまでの4つの欲求は「欠乏欲求」と呼ばれ足りなければ満たすものですが、この自己実現欲求は「存在欲求」と呼ばれ自己が満ちている状態で初めて生まれる成長欲求です。自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、あるべき自分になりたいと思う欲求のことです。自分の得意なことを成長させたり、その力を誰かのために使ったりするようになります。このブログは自己実現欲求で成り立っているのかもしれないです。私はブログを通して自分の考えを表明することで、自分も見てくれている皆さんも共に幸せになることができれば…と考えております。

自己実現とMBTI

MBTIの理論ではありませんが16type~のサイトで採用しているアイデンティティタイプというのはこの欲求に大きく関わります。社会的欲求や承認欲求が満たされない状態では自己肯定感は得られにくく、これらの欲求を満たすために「ありのままの自分とは違う自分」になろうとしたり、自分の脆い尊厳を傷つけられないため第三機能や劣等機能が不健全に出てきたりします。本当の自分がわからなくなっている一部の慎重型タイプ(-T)です。また慎重型タイプでもある程度の欠乏欲求が満たされると「本来の自分は思考型だけど、状況によって違う顔をする自分、欠点を補うために努力する自分も嫌いではないな」という段階に入ってくると思います。場面によってある程度顔を使い分けながらでも、本来の自分の能力を知っていくことで自己実現は可能だと考えております。また自己主張型(-A)でも、その力を有意義に使おうと思っていなければただのジコチューです(笑)自分の特性を知り認めている自己主張型の方々はその力を何かのために誰かのために、役立てていくほうが良いですよね。

そしてMBTIタイプには自信のつきやすいタイプとそうでないタイプが居るのは確かです。しかし自己実現とは自信の度合いではなく、自分を受け入れ価値を見出すことです。なので自信の無いISFJや繊細なINFPがいつまでも自己実現できないわけではありませんよ。ISFJの自信のなさは思慮深さ(長所)ですし、INFPの傷つきやすさは共感力(長所)です。その特徴を認め肯定していけば良いのです。どのMBTIタイプもそれぞれが素晴らしい特性を持ち、優劣のあるものではありません。それぞれの特性が活かせる環境や状況を見つけて幸せに生きるポテンシャルがすべてのMBTIタイプにありますし、MBTIはその目的のために使用するものです。

自己実現とソシオニクス

当ブログで扱ってもいるソシオニクス相性論という理論は「自己実現の観点から見た性格タイプの関係性」を示しています。(当ブログでは自己実現の観点からでなく各関係性に美点を見出しております) ソシオニクスでもっとも重宝されている双対関係は、互いを理解することでより自己実現に近づけるという関係性です。確かに私は双対関係の相手ISFJ型とは10年以上一緒に居ますが、自分の本来持つENTP型としての能力に大きな自信を与えてくれたと感じております。ただ、双対関係はあくまでも「自己実現に到達するための近道」であり、双対関係に出会わなければ自己実現ができないわけではありません。また双対関係に出会ったからと言って必ず自己実現できるわけでもありません。欠乏欲求の満ち加減に大きく差のある双対関係と出会っても「この人を理解したい」となかなか思えないでしょうし(だって価値観の違いを感じますよね)、双対関係は出会っただけではダメで様々な困難を乗り越えてお互いを理解し学んでいくことで、初めて自己実現に到達するものだと私は考えております。同時に社会的欲求や承認欲求もある程度満たしていかねればならないので、関係性を継続させるだけでも簡単なことではないでしょう。双対関係のISFJ型とは誰とでも関係が上手くいくわけではなく、私はそのISFJ型に感謝していたから大事にできたのです。それは同じように相手が私を大事にしてくれたからという前提があります。あくまでも理論というのは「役立てるもの」であり、本当に大切なのは自分と他者を受け入れ、大切にすることです。ありのままの自分を発見して、そのタイプの美点に触れ、成長していく目的で理論を使用すれば良いのです!

総括!

同じMBTIタイプでも印象が違うことについてフォロワーさんとおしゃべりしていたことが面白かったので記事にしてみました!これからもこの自己肯定感や精神的欲求については研究したいアイデアもあるのでブログに書いていけたらと思います。MBTI等との関係性も含めてね。まだまだたくさん勉強していきたい気持ちです!!

自己肯定感を高めるためにいちばん必要なことは、様々な経験をすることだそうです。その経験とは様々なタイプの人間と関係を築くことも含まれるでしょう。それが例え悪い経験となっても必ず学びがありますしね!独りよがりに脆い尊厳を守り他者を拒絶・避難するのではなく、尊厳を強く育てなくてはなりません。MBTIやソシオニクスは自己肯定感を育むために役立てることのできる良いツールです。自分が得意なことも見つけやすくなりますし、上手に利用して自己肯定感を高めていってください!私はもうちょっと謙虚になったほうがいいって?私はこんなナルシストな自分が好きなんだよ!!(笑)